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【gallery_c】soymilk

🔔作品はこちらからご覧ください。


第50回記念 近代日本美術協会春季展

出展した作品『soymilk』で

優秀賞をいただくことができました。

ありがとうございました💐



※上記URLのWEBギャラリーは

 実際の作品とかなり色が違います😕

 100年間無防備に放っておいた色してる(笑)


――――――――――


まず皆さんが疑問に思うであろう

タイトルの意味。

“豆乳🥛”を描いたのではなく

家族として一緒に暮らしていた2匹の猫、

まめ太とミルクの名前から付けました。


まめ太=soy

ミルク=milk


これは私の自慢なのですが、

性格もルックスも

全てがこの世で一番の2匹の猫が

神様からのギフトで我が家に送り込まれ

命の限りそばにいてくれました。


宝石のような命が確かに存在していて

私の人生に姿を現してくれて

時間を共にしてくれたことを

この世界に刻むための絵です。


まめ太は甘えん坊な二枚目でした💎

ミルクはずる賢い天使でした💎


『武士の生き様は死に際を見ればわかる』

という言葉があると

中学で社会の先生に教わったことがあります。


2匹を武士だと言うわけではないけれど。


夜を越えられないかもしれないと医師に告げられ

治療を中断して家に帰ってきたまめ太は、

朝、家族が全員起きる時間まで

一生懸命に心臓を動かし続けて

皆に見守られながら旅立ちました。


1週間以上息絶え絶えで生きたミルクは

最後の時間を渾身的に支えた妹の

誕生日が過ぎた直後の明け方に力尽き、

これから先も誕生日を

楽しく迎えられるようにしてくれました。


本当に、最後の最期まで

私たちの誇りでした。


人は無情にも忘れゆく生き物です。

どんなに大切な思い出や感情も

必ず薄れていってしまう。

この絵を完成させたことで

私はますます2匹を過去にしまうでしょう。

でも、忘れないと約束した

その思いが2匹と一緒だったから、

今回、賞が付いてきたのかなとも感じています。


右側にある花は勿忘草です。

まめ太もミルクも目が青かったこともあり、

勿忘草を自分らしく描くことに重きを置いて

アイデアを練りました。

花言葉は「私を忘れないで」。


可愛く、優しく、脆く、柔らかい記憶を

リボンのような素材をモチーフにして

ひと繋がりに紡ぎました。


かつてないほど

温めた作品。


soymilk、完成したよ!


千景


左:ミルク/右:まめ太







かわいすぎる...





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