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【gallery_c】いつもの砦

🔔作品はこちらをご覧ください。


大阪市で開催されている

Gallery IYN主催『MESSAGE展vol.5』用に

絵を描きました。


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絵の価値というのは不可解なもので

正解がないのに良し悪しが下され

どう受け取るべきかわからない難解な作品に

すんごく高い値段がつくこともあります。

有ってもいいが

無くても困らないものなのに

どういった理由で必要とされるのだろう、

絵は何のためにあるのかな、ということを

自分なりに考える期間を持ちました。

この先も絵を描き続けるために

描く意味や、コンセプトが欲しかった

という気持ちもあります。


そして、辿り着いた答えを

“MESSAGE”にしようと思いました。



昔、妹の通院に1度だけ付き添った時に、

病院に飾ってある作品を見て

「この絵たちは、

 私が知らない妹が治療を頑張っている過程を

 知っているのだな」

と考えたことがあります。


絵には、そこにあり続ける、役割があります。



制作に向き合っていた期間

個人的に思い入れのあった近しい人が

数人、ヒラリと消えてしまいました。

私はただ、置いてけぼりでした。


同じ熱量で想いを伝え合った日々と

明らかに薄まっていく心。

立ち尽くす私、背を向ける相手。

おぞましい喪失感でした。


変わらない安心感を切望しました。



あぁそうか💡

時間がどんなに歩みを進めても、

絵は変わらない景色の一部になれる!

私のように時間がもたらす変化に戸惑う人がいれば

絵の前で憩いのひとときを過ごしてほしい!

そう思いました。


「いつもの砦」は

番人を私が務めるロッジみたいな場所で

一人一部屋、訪ねてきてくれた人の分だけ

用意してあります。

月に1度が来設の目安ですが、いつ来てもいいです。

仕事や学業、家庭の窮屈から解放されながら

束の間の自分時間を過ごしていただけます。

私は毎日ここにいて、景色の一部を全うします。


絶対にいなくならない、約束します。


千景





軌跡をコマ送りで紹介的な動画を目指しましたが

日頃写真を撮る習慣がなく、何度も記録を失念しました。

撮影も編集も一級のYouTuberさんはすごいなぁ。


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