デフリンピック
- 千景

- 11月24日
- 読了時間: 2分
聴覚障害を持つアスリートによるオリンピック、
『デフリンピック』が
今年、東京で開催されていることをご存じですか?
最近手話を習い始めた母に誘われ
駒沢オリンピック公園総合運動場に
バレーボールの試合を見に行きました。
体育館を分割して男女の試合が行われており、
入場無料でチケットもありません。
日本戦は人気が高く席が無かったため、
男子アメリカvsウクライナ/女子イタリアvsトルコ
の試合を観戦することになりました。
最も印象的だったのは、手話による国歌斉唱です。
聞こえていると音楽任せで歌わないことが多いけれど
聾の選手たちは全員が手話で言葉を発しており、
その敬意を表する姿や、美しい手話の動きに見惚れました。
ボールを地面に叩きつける音、
キュッキュッと靴が地面をこする音、
観客の大きな声援、
これらすべてが聞こえていないことを
忘れてしまうほどの、迫力ある試合でした。
世界大会らしい国柄のわかる応援も興味深く、
アメリカの応援団が1点入るごとに立ち上がって
「USA!USA!」とコールしたり
イタリアの選手が観客席に向かって
煽りを入れたりしているのを見ているだけでも
テンションが上がったし楽しかったです。
国ごとに異なる手話ですが拍手は共通のようで
両手をヒラヒラ(日本でいうキラキラ)させる感じでした。
観客席にヒラヒラが咲き誇っていました!
会場には国内外のろう者の方々が大勢おり、
身の回りに手話が溢れている空間でした。
表情豊かに、手を用いた言語で会話をする様子は
非常にいきいきとして見えました。
知らない世界がたくさんあります。
私が見ている世界はなんて狭いのだろう。
千景






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