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高校の同級生

遠藤保仁選手のファンだった私は

サッカーの試合を見に行きました。

後日、同級生が「どうだった?」と

感想を聞いてくれたので、

私が「楽しかった!」と伝えると

彼女は「よかった!」と言いました。

 

東京の短大を志望していた私は

入試のために愛媛から東京に行きました。

帰ってきた私に「どうだった?」と

感想を聞いてくれた同級生に、

私が「頑張れた!」と伝えると

彼女は「よかった!」と言いました。

 

とても衝撃的でした。

「よかったね!」ではないことが。

 

“ね”が付くならわかるのです。

だって、他人の出来事じゃないですか。

 

彼女はそうやって、

人の幸福を自分ごととして

喜ぶことができる人でした。

 

以降、私も「よかった」を心がけています。

意識的に使うから、似て非なるのですが、

少しでも近づけたらいいなと思っています。

 

千景








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