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知らぬが仏

というタイトルで虫の話をします。


田舎町にある祖父母の家には

大小たくさんの虫が訪ねてきます。

私は虫が大嫌いなので

招かれざるお客様の来訪に

1日10回は叫ぶことになります。


手のひらサイズのクモがやってきました!


私の叫びをゴングに

祖母が先陣を切り、

犬が参戦して戦闘開始です。


しばらくするとクモが失踪。

虫に対して無関心の祖母は

「次に出てきたら仕留めるよ〜」と退散。

私は「今すぐ見つけてよぉぉ」とわめき

犬が何かを咥えているのを発見しました。


クモに栄養なんてないし

ビジュアル気持ち悪いってこと

知らぬが仏です。


🕸 🕸 🕸


こんなお惚気を聞きました。

彼氏に突然「目瞑って」と言われたそうです。

肩のあたりをソッと触られて

「はい、いいよ」って。

服に付いていた虫を取ってくれたのだとか。


彼女が虫を苦手とすることを知っていて

怖くないようにしてくれたのですね。


このエピソードが私の身にも起こりました。


妹に「ちいちゃん動かないでね」と言われて

肩のあたりをソッと触られ

「はい、いいよ」って。

てんとう虫が付いていたそうです。


妹が私に、知らぬが仏を実演してくれました。


❤️ 🖤 🌳


噂や内緒話をあまり好みません。

本当に私に必要なことなら

直接届くはずだから。


回り回さないで。


人づてに聞かされるとか

不本意に何かを知ってしまうことって

誰しも時々あると思うのですが

その内容って、

発信者が自分の中に留めておけずに

つい漏らしてしまった情報であることが多いです。

私に関係ないなら、知らぬが仏。



千景




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