top of page

いなくなって初めて

酷い人間は、います。


見えないところで意地悪して

冷たい目線で監視して

バカにした笑い方で相槌を打つ。


もう無理...と

毎日のように泣きついた過去を思い出したのは

身近なところで

何度だって耐えてきた人の叫びが

残り香となって聞こえてきたからです。


誰一人として救えなかった心。


何やってるんだよ、大人。

何やってるんだよ、私。


いつも笑っていたから気づけなかったとか

過去あの日に言われたら一番失望しそうな言葉が

真っ先に頭に浮かんで、

第三者の立場を初めて経験したことに気づきました。


笑顔な人ほど暗さを越えてきているし

無愛想に見える人ほど可愛いものが好きだし

偉そうに振る舞う人ほど自信がなくて

落ち着いた人ほど忙しさを知っている。


か弱そうだと言われてきた私が

昔から打たれ強いことを家族以外の人間は知らない。


自分基準の感じ方で

わかったフリしてはいけないなと思いました。


千景







Comments


©chikage ninomiya
bottom of page