葬られた名作
一晩ループ再生で流し続けた
Mrs. GREEN APPLE「コロンブス」のMVが
途端に見られなくなってしまい、考える。
誰かが創った作品を見て、
人それぞれ感じ方が違うのは当たり前です。
ありえないと思うなら
足跡残さず去ればいいじゃないか。
音楽でも映像でも絵でも何でも、
作品は本来、良いか悪いか、
ジャッジするものではないはずです。
受け取る側が共感できた時に
その存在を頼りにするものであり、
世間に評価されるものも、そうでないものも、
在ってほしいと思います。
ましてや、今回は誤解が生じているわけで。
アーティストの感覚自体に苦言を呈するなんて
的外れもいいところです。
MVが非公開になり
タイアップ先の企業にも見放され
音楽番組でも披露曲が変更となり
ひとつの作品が無かったことにされるのは
おかしいよなぁと思います。
0から1を生み出す苦しさを
心の声と向き合う孤独を
かたちにできた喜びと
大衆に向けて披露する恐怖を知らずして
私たちが大森くんに何を言えるというのだ。
「ごめんね」それは一番難しい言
大人になる途中で僕は言えなかった
この楽曲の歌詞です。
今回、「ごめんね」を丁寧に伝えた大森くんが
平等な朝日と夜空の下で寂しさを乗り越えて
この先、素晴らしい絶景に辿り着いても、
わざわざ本人に見えるところで言葉の矢を放ち
彼らの胸を刺した皆さんは、
好きになったり嫌いになったり
そんな軽々しく近寄らないでね。
学のないファンの擁護と言われてもいいんだ、
私はこの楽曲に心奪われた一人だから。
千景

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