top of page

時間の微妙な方程式

中学生の時、町の弁論大会で

『時間の方程式』という題の作文を発表しました。

 

苦手な授業やつらい部活の毎日で

「早く今日が終われー」と思っていた千景少女が、

父と母が口癖のように

「もう1日が終わってしまう」と言うことに

ちっとも共感できませんと断言する出だし。

 

大人と自分とで

どうして時間の感じ方が違うのだろう?と

仮説なんかを立ててみたりして

大人は毎日充実してるんだね、みたいな流れから、

最後に「充実による差だと結論づけた!」と締めます。

 

今振り返ると、全く方程式になっていなくて笑えます。

それに、中学生だってちゃんと充実してるでしょうよ。

町内の全中学生に対して述べるには

わりと酷な内容だと思うのですが、

圧がすごかったのか最優秀賞をもらいました。

 

少女はいつしか年老いて

「もう1日が終わってしまう」とぼやく千景婆に。

 

あらゆる事柄が一瞬で過ぎ去りますが、

心の感度を下げることなく

血の通った時間を過ごすようにしたいです。

 

11月は、今年のお誘いが全部

集結しているのではないかと思えるほど、

職場の方や家族との予定があります。

9月10月なんて毎土日家に籠っていましたから。

いや〜、光栄だよなぁ。

ありがたいです。



千景







Comments


©chikage ninomiya
bottom of page